ご要望・課題
自動車エンジンの部品の熱処理工程の制御PLC他のリプレースについてのご依頼。
今まで使用していたPLCの製造中止に伴い、リプレースの必要が生じたが、新しいPLC機器では従来機に比べて足りない機能があった。
温度とCP(カーボンポテンシャル)値の処理パターンが厳密に決まっており、これの範囲を守りながら処理を制御する必要があった。
解決方法
新しい機器の機能を補うための機能拡張を行うと共に、熱処理した結果を自動的に保存するソフトウェアを導入し、使いやすさを向上させた。
また、温度とCP値の設定パターンを画面を見ながら設定できるようソフトウェアを開発した。
<具体策>
PLCによりCO・CO2からCP値を計算し、温度の制御を行い、その測定ログをPCに自動保存するソフトウェアを作成した。
また、温度とCPパターンを監視するためグラフィックターミナルパネルに表示する様にした。
- 温度とCP値の設定パターンを、画面で見ながらパターンを設定できるようにした
- 実際の処理温度とCP値のトレンドを一緒にレポート出力できるようした
- 熱処理データをロット毎にファイルを作成し、品質情報として保存。後日、熱処理実績のデータ検証を容易になるようにした
<使用した製品>
- 自動弁
- 調節弁
- 温度計
- 熱電対
- CO濃度計測器
- CO2濃度計測器
- O2濃度計測器
- PLC
- グラフィック操作パネル